博報堂は6月30日、事業創造アクセラレーターを運営するゼロワンブースターと共同で、「ストラテジアソン」プログラムの提供を開始した。
同プログラムは、企業の新製品やサービスなどアイデアシーズの普及戦略をオープン・イノベーション・スタイルで構築するもの。2015年7月以降、プログラム参加企業の募集を順次開始する予定だ。
同プログラムにおいてゼロワンブースターは、大手・ベンチャー企業のイノベーション推進人材を呼集し、博報堂は、ファシリテーション実績を持つ専門コンサルタントによる対話のリードを担当。これにより、自社だけでは得られない多様な角度からの発見や知見を培うことができるという。
なお、博報堂はこれまで、ゼロワンブースターと、事業開発プログラム「コトの共創ラボ」にて「ベンチャー企業と大企業のコラボレーション」や「大企業のイノベーション担当者同士のコラボレーション」などに関する共同研究・実践の推進など、さまざまな取り組みを行ってきた。
「ストラテジアソン」は、同ラボの会員となるニフティのサービス「スマート・サーブ」の普及戦略をテーマに、博報堂とゼロワンブースター、ニフティの3社が議論し発案したものでもある。5月に開催した「スマートサーブ・ストラテジアソン」にて同プログラムを実施したところ、大きな手応えを感じたことから、博報堂がプログラム化を検討し提供開始に至ったという。