新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6月30日、三菱電機が開発した3.3kV/1500A定格のフルSiCパワーモジュールを適用した主変換装置を開発、東海旅客鉄道の東海道新幹線N700系試験車両に搭載し、高速走行に用いると発表した。
3.3kV/1500A定格のフルSiCパワーモジュールは小田急電鉄の1000形リニューアル車への採用実績があるものの、新幹線車両での高速走行は世界で初めてとなるという。
なおNEDOでは、新幹線車両のみならず、2015年度より新たな応用分野の開拓を目指した研究を進めており、パワーエレクトロニクスの適用範囲拡大による日本の産業競争力の強化を図っていきたいとしている。