伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は6月29日、ファミリーマートの業務効率化を目的とするスマートデバイス・システムを構築したと発表した。
ファミリーマートは、2020年を見据えたさらなる成長に向けて「Fun&Fresh」という戦略テーマを掲げ、新しい生活スタイルを創造する次世代のコンビニエンスストア(CVS)の実現に取り組んでいるという。ビジネスの迅速性や柔軟性の向上にとっては、店舗開拓の担当者や店舗運営をサポートするスーパーバイザーのワークスタイル変革が重要なキーワードの1つといい、同社ではスマートデバイスを利用して業務の効率化と迅速化を図っているとのこと。
今回構築したシステムでは、店舗運営をサポートするスーパーバイザーと新規店舗を開拓する担当者の約2,000人が、従来のメールやスケジュールに加えて、タブレットから社内の業務アプリケーションを利用できるという。マニュアルを始め、データの分析や勤怠の管理などが外出先から可能という。
同システムは、プライベート・クラウドをサービス型で提供するCTCの「TechnoCUVIC VP」を基盤に、「VMware Horizon 6」を使用して各担当者のスマートデバイスやPCから同一のデスクトップ環境へのアクセスを実現した。CTCは、仮想デスクトップ環境の構築や運用サービスで得たノウハウを利用し、半年間で同システムを構築したとのことだ。