アドビ システムズは、6月29日から開催予定のテニス四大大会のひとつ、「ウィンブルドン選手権」に先駆けて、テニスプレイヤーのソーシャル上での影響力に関する「Adobe Digital Index」を公開した。
今回の調査でアドビは、2015年5月~6月にかけて、500万以上のソーシャル投稿、Twitterのフォロワー数、Facebookのいいね!数、Instagramフォロワー数などを、アドビのソーシャル分析ソリューションであるAdobe Socialを活用したソーシャルリスニングのデータに基づいて調べた。その結果、ソーシャル上で最も影響力のあるテニスプレイヤーは、1位がノバク・ジョコビッチ(セルビア)、2位がセリーナ・ウィリアムズ(米国)となった。同大会で日本人として過去最高の第5シードに入った錦織圭は、10位にランクインした。
錦織に関する投稿が最も投稿が多かった国は日本だが、米国、フランス、スペイン、英国からの投稿も見られたという。また、投稿内容のトーンを調査したところ、錦織は「ポジティブな投稿が多い選手」のランキングにおいて2位となった。今回の調査結果をふまえて、アドビは、「スポーツ関連イベントにスポンサーを検討している企業のマーケターは、選手のソーシャル影響度を活用すべき」ということを明らかにした。
なお、同社は今年のウィンブルドンでは過去最高となる昨年の1.5倍以上の投稿が行われると予測。ウィンブルドンの開催に先駆けて、すでに全仏オープンの8倍、全豪オープンの5倍の投稿が行われているとのことだ。詳細なデータとグラフについてはAdobe Japan Corporate Communicationsブログを参照のこと。