米GitHubは6月25日(現地時間)、テキストエディタ「Atom 1.0」をリリースしたと発表した。
Atomは、GitHub共同創業者でCEOのクリス・ワンストラス氏の「Webデベロッパー向けにEmacsのように、自由にカスタマイズできる新世代のエディタを最新のWebテクノロジーを用いて開発したい」という思いから開発が始まったもので、約1年前よりβ版が一般公開されていた。
公開後、Atomは155 回ものアップデートが行われ、パフォーマンス、安定性、機能、モジュラリティを向上させてきた。現在は、Windowsインストーラー版やLinuxパッケージ版も提供されており、ウィンドウペインのリサイズやマルチ・フォルダ同時展開機能など以前から強く要望されていた機能が追加されている。
また、モジュラー化の面では、大量の新機能が追加された。主なものに、ステーブル版のAPI、ECMAScript 6の新機能をパッケージに導入するためのbabelライブラリのサポート、サービスを通じてパッケージが通信する機能、コアエディタを拡大するための各種の表示オプション、UIを自動的にシンタックスカラーにあわせる新しいテーマなどがある。