ラピスセミコンダクタは6月25日、電池駆動の電子工作向けArduino互換マイコンボード「Lazurite Basic」を開発したと発表した。
同製品は、同社の低消費電力16ビットマイコン「ML620Q504」を搭載し、Arduino比で待機時消費電力90%削減を実現。電池駆動でも長時間動作を可能とした。また、Arduino Unoと互換のコネクタを搭載しているため、すでにArduino Uno用に公開されているシールドをそのまま流用することができるほか、プログラム(スケッチ)もArduino用スケッチと互換性のあるLazuriteシリーズ用のソフトウェア開発環境「Lazurite IDE」を用いることで、大幅な変更をせずに使用することが可能だという。
さらに、ライブラリやサンプルソフトのほか、Lazuriteシリーズの各種ドキュメント、回路図、基板レイアウトなども公開されており、さまざまな利用形態に対応することが可能となっている。
なお、同製品は即日、アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社経由で販売が開始されている。