京成電鉄と東京都は6月23日、共同で進めている京成押上線(押上駅~八広駅間)連続立体交差事業において、8月21日の下り線の最終電車後、押上駅から八広駅間の下り線を高架に切り替える工事を行うと発表した。

下り線ホームが高架化される京成曳舟駅

今回の切り替え工事の概要。左から、京成曳舟駅部、高架橋部、盛土部のイメージ

22日の始発電車から下り新線(高架橋)の利用を開始するとともに、京成曳舟駅が新下りホームにて営業を開始する。荒天などの場合は、8月22日に切り替え工事、23日から営業開始となる。

今回の切り替え工事により、明治通りなどの6カ所の踏切がなくなるとともに、押上駅から八広駅までの事業区間全線の高架化が完了し、踏切による交通渋滞が解消される。京成曳舟駅は上り線と同様に、下り線にも3階がホーム、2階が改札口になる。

下り線の高架切り替え後は、引き続き、駅舎の残工事および仮下り線の撤去工事を行い、平成28年度末に事業完了の見込み。

京成電鉄押上線(押上駅~八広駅間)連続立体交差事業 概要図(平面図)

京成電鉄押上線(押上駅~八広駅間)連続立体交差事業 概要図(断面図)