ヴイエムウェアは6月24日、クラウドネイティブ アプリケーションのビルド、デプロイ、実行に対する企業のニーズに対応する技術として、「VMware AppCatalyst」と「Project Bonneville」を発表した。
「VMware AppCatalyst」は、APIとコマンド ライン・インタフェース(CLI)で操作できる開発者向けのハイパーバイザー。開発者はAppCatalystにより、コンテナ化されたマイクロサービス・べ―スのアプリケーションのビルドやテストを実施するために、デスクトップのローカル上にプライベート クラウド環境を高速かつ簡単に複製することが可能になる。オープンソースの軽量なLinuxコンテナ ホスト「Project Photon」やDocker Machine、Vagrantと連携して利用できる。
AppCatalystは現在、テクノロジプレビューとして提供されており、Mac OS X向けにコミュニティサイトを通じて無料で提供される。
Project Bonnevilleは、DockerコンテナのVMware vSphereプラットフォームへのシームレスな統合を実現するツールで、同様に、テクノロジ プレビューとして提供される。
Project Bonnevilleにより、Docker Hubからコンテナをダウンロードし、VMware vSphereのInstant Clone機能を活用して最小限のオーバーヘッドでコンテナを仮想マシン(VM)上で隔離しながら起動することができる。Instant Cloneと組み合わせれば、仮想マシンごとに1つのコンテナを利用できるレベルにまで仮想マシンを軽量化可能。
Project Bonnevilleは、Windowsなどのあらゆるx86ベースのOS上で、Dockerコンテナに対応できるよう開発されている。