NECは6月23日、ICTを活用して社会インフラを高度化する「社会ソリューション事業」のさらなる強化やグローバル競争力向上を目的に、「デザインセンター」を新設したと発表した。

同センターは、全社注力事業の牽引やビジネスモデル変革の推進などを担う「ビジネスイノベーション統括ユニット」内に設立された。

同センターに所属するビジネスデザイナーは、クリエイティブな感性や専門的な手法を活用し、本質的な社会課題の発掘・可視化、顧客との共創によるビジョン・事業コンセプトの創造、顧客価値起点のソリューション開発等を行い、社会ソリューション事業を推進する。

具体的には、グラフィックファシリテーション、ストーリーテリング、ペルソナ設計、カスタマージャーニーマップ、行動観察手法、バックキャスティング、シナリオプランニングなど、抜本的なイノベーションを検討するのに有効な専門的手法が活用される。

デザインセンターの活動例として、アルゼンチン ティグレ市と共に街の未来像のビジョンを構想し、顔認証技術など先進技術を用いた街中監視システムの導入などの具現化を開始している点がある。

デザインセンターの位置づけ