中部電力は6月22日、2015年7月より同社管内の全地域において、一般家庭を対象にスマートメーターの設置を開始すると発表した。
同社では、スマートメーターの導入計画に基づき、2014年10月より、一部地域において、通信機能およびシステムなどの検証を目的として、一般家庭などを対象に、約12,500台のスマートメーターの設置を行った。今回、これらの検証が完了したことからスマートメーターの設置を開始する。
同社のWebによれば、スマートメーターは、電気の使用量を計る「計量機能」、電気の入り切りを行う「開閉機能」、遠隔で検針などを行う「通信機能」を備える、次世代型の電気メーターで、「従来型メーター」では、検針スタッフが毎月各家庭に訪問して、1カ月単位に電気使用量を検針していたが、スマートメーターでは30分ごとの使用量を計量できるほか、通信機能の活用により遠隔での検針も可能だという。
今後、現在設置しているメーターの検定有効期間満了時の取替や、新たな電気の使用などに併せて設置を行うなどして、2023年3月までに、同社管内のすべての顧客への設置を完了するよう取り組んでいく。
また、スマートメーターの全地域での設置開始に併せ、同日よりHEMS等を通じた電気使用状況の見える化を希望する顧客に対する情報提供サービスの受付を開始した。
同社では、30分ごとの使用量について、家庭向け会員サービス「Club KatEne(クラブ カテエネ)」に加入することにより、ホームページで使用状況を詳細に確認できる。