ネスレ日本とアスクルは6月18日、ネスレ日本の直販ビジネスの拡大や顧客へのサービス強化のための先進的なビジネスモデル構築に向け、物流領域における業務提携に基本合意したと発表した。
ネスレ日本は、中長期的な成長戦略の一つに直販ビジネスを掲げており、会員数400万人を超えるエンタテインメントサイト「ネスレアミューズ」内で展開する「ネスレ通販オンラインショップ」や「ネスカフェアンバサダー」などを通じて拡大を図ってきた。今回の提携により、物流の最適化や当日配送の導入の検討など、お客様サービス向上に取り組む考えだ。
一方、アスクルは、オフィス用品通販の当日・翌日配送を実現するなど、物流の仕組み構築とその遂行力が強み。今回はまず、受託在庫の管理や拠点運営から出荷、顧客への配送までの機能を提供し、メーカーと流通を最短で繋ぐ最適ECモデルの実現により、顧客への新たな価値提供を目指す。
なお、両社は今後、アスクルグループの物流子会社のBizexが新たに、大阪市此花区に拠点を設け、6月22日よりネスレ日本の商品の配送を開始する。