Nordic Semiconductorは6月17日(ノルウェー時間)、次世代のBluetooth Smartソリューション「nRF52シリーズ」の第1弾となるSoC「nRF52832」のサンプル出荷を開始したと発表した。

同製品は、64MHz駆動のARM Cortex-M4Fプロセッサのほか、512KBフラッシュメモリと64KB RAM、Bluetooth Smart、ANT、独自仕様に対応する高性能・低消費電力のマルチプロトコル2.4GHz無線ブロック(受信感度-96dB、送受信時のピーク電流5.5mA)、内蔵RFバランを搭載している。また、独自の全自動パワーマネジメント・システムを採用しているため、最適な消費電力を容易に達成することができるという。

さらに、Touch-to-Pair(タッチペアリング)に対応した独自のNFCタグを内蔵していることから、柔軟な設計を提供するとする。

なお、同製品は55nmプロセスで製造され、6×6mm QFNと3.0×3.2mm CSPの2種類のパッケージで供給され、2015年12月からの量産を計画しているという。

nRF52832とnRF52 開発キット