ヴイエムウェアは6月17日、新しいソリューション/サービス/パートナシップを含むビジネス モビリティの将来像を実現するためのビジョンを発表した。
同社は、企業では、従業員が利用するエンドポイントのOSをコントロールできなくなりつつある現在、従業員のID管理に対するニーズはビジネス モビリティの実現に欠かせない要素となっていると見ている。
こうした課題を解決する製品として、モビリティ管理/セキュリティのソリューションを統合したIdentity-as-a-Service「VMware Identity Manage」が発表された。
同製品は、「あらゆるデバイスからのワンタッチのシングルサインオン」「要件に応じたアクセス認証」「カスタマイズ可能かつコンテキストを認識するHTML 5ベースのアプリケーションポータル」といった機能を提供する。
また、。クラウドサービスおよびオンプレミス環境に導入が可能で、既存のオンプレミス環境で稼働するMicrosoft Active Directoryとの統合にも対応している。
同製品は、AirWatch by VMwareのブルー/イエローの各マネジメントスイートの一部として提供される。市場想定価格は、1ユーザー当たり年間1万6000円(税別)。
同日、アプリケーション設定テンプレートに加え、ヘルスケア・航空・教育などの産業ごとに特化したソリューションを提供することで、Apple iOSとApple社のデバイス向けの対応をさらに強化することも発表された。
これにより、幅広いアプリケーション向けにワンタッチで設定可能なソリューションを提供し、企業がモバイル デバイスをすぐに利用できるよう支援する。