米アドビ システムズは16日、2015年度第2四半期(2015年2月28日~2014年5月29日)の決算を発表した。
第2四半期の業績に関して、同社は好調なクラウドサービスによって大幅増益となり、当四半期の収益は11億6,000万ドルを達成。デジタルメディア全体の年間の経常収益は23億5,000万ドルに拡大、うちクリエイティブ分野の経常収益は2億3,000万ドル増加し20億2,000万ドルに拡大するなど、過去最高となる業績であったという。当四半期の「Adobe Marketing Cloud」の収益は、3億2,700万ドルを達成。その他の業績ハイライトとして、GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.29ドル、Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.48ドル。営業キャッシュフローは4億7,100万ドル、繰延収益は過去最高の12億3,000万ドルに拡大。当四半期中に約260万株を買い戻し、約2億ドルの現金を株主に還元するという。
同社のエグゼクティブバイスプレジデント兼CFOであるマーク ギャレット氏は、「当社ビジネスモデルの移行も完了に近づき、その効果がプラスの数字として損益計算書に現れてきました。利益、1株当たり利益、キャッシュフロー、繰延収益、未請求受注残高をさらに高めていきたいと思います」とコメントしている。