安川電機は6月17日、塗装ロボット「MOTOMAN-MPX3500」の販売を6月18日より開始すると発表した。

「MOTOMAN-MPX3500」は、自動車ボディやバンパーなど大型ワーク塗装に最適化されており、S軸(ベース部)とL軸(下アーム部)のオフセットをなくす事により、ロボットの動作範囲を最大化した。これによって、ロボットをコンパクトにレイアウトして塗装ブースを最小化することにより、ランニングコストの低減に貢献することができるとしている。

また、マニピュレータの軽量化により、床置き、壁掛け、天吊り設置が可能で、全ての設置条件において各軸同じ動作範囲を実現した。さらに、マニピュレータには塗装機器搭載用内圧スペースを用意。塗装機器制御用ソレノイドバルブ最大48点、電空レギュレータは最大4点内蔵可能で、塗料ギアポンプ用モータも最大2個内蔵できる。加えて、手首軸のモーメント・イナーシャ強化により大容量塗料充填式ベル塗装機などの大型塗装機の搭載が可能となった。

「MOTOMAN-MPX3500」