T-MEDIAホールディングスと、その子会社でシンガポールに拠点を置くIMJ Investment Partners Pte.Ltd.は6月15日、ザワットとの資本・業務提携を開始したことを発表した。T-MEDIAホールディングスはカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのネット事業を統括する企業。なお、ザワットは、ベンチャー企業向けに行う協業・支援プログラム「T-VENTURE PROGRAM」にて、第1回目の審査会で審査員特別賞を受賞している。
T-MEDIAホールディングスは、すでにに6月1日からザワットと中古品売買事業における業務提携を発表している。その中で、エンタテインメント情報やライフスタイル情報が集まる、T-MEDIAホールディングス運営のネットサービス「T-SITE」にて、「ライブオークション」のサービス共同運営も開始している。また、東南アジア、日本を中心とするベンチャー企業への投資・支援事業を行うInvestment Partners Pte.Ltd.が運用するファンド「IMJ-IP Open Innovation FundⅠ」にて、ザワットが第三者割当にて発行する新株の引き受けも行った。
T-MEDIAホールディングスは、「T-SITE」を通じ、消費者のライフスタイルをサポートするサービスを提供すべく、ベンチャー企業との競合・支援プログラムであるT-VENTURE PROGRAMを提供している。今回のザワットとの資本・業務提携を皮切りに、第1回目のT-VENTURE PROGRAM受賞企業との提携を進めていく考えだ。また、2015年内に第2回目のT-VENTURE PROGRAMも開催を予定しており、別途発表予定だ。
なお、第1回「T-VENTURE PROGRAM」最終審査結果は、最優秀賞がアグリメディアの「シェア畑」で、農地を貸したい人と農作をしたい人をマッチングする、自然とデジタルをつなぎあわせたサービスが評価された。
優秀賞はワンモアの「GREEN FUNDING」とコトコトの「filme(フィルミー)」の2件だ。「GREEN FUNDING」は自分らしく生きるためのライフスタイル創出をサポートするサービスで、一方「filme(フィルミー)」は、デジタルの極みである写真と子供の成長記録を掛け合わせたサービスだった。
審査員特別賞には、坂ノ途中の「坂ノ途中」、ザワットの「スマオク」が選ばれた。TSUTAYA賞には、つみきの「Filmarks(フィルマークス)」、Tポイント賞には賃貸情報の「キャッシュバック賃貸」が選ばれている。