Windows Internet Explorer 11

Microsoftはこのほど、「HTTP Strict Transport Security comes to Internet Explorer 11 on Windows 8.1 and Windows 7」において、2015年6月のセキュリティアップデートにおいて、Windows 7およびWindows 8.1におけるInternet Explorer 11に「HTTP Strict Transport Security (HSTS)」の機能を追加したと発表した。

Webページの開発者が「HTTP Strict Transport Security (HSTS)」ポリシーを活用することで、中間者攻撃などの傍受に対してより堅牢にできるとされている。Microsoftは2015年2月の段階でWindows 10 Insider Preview版で動作する「HTTP Strict Transport Security (HSTS)」に対応したInternet Explorer 11を公開していたが、4カ月をへて正式版に取り込んだ形になった。

これまで他の主要ブラウザと比較すると新機能の投入などで遅れがちだったMicrosoftだが、このところほかの主要ブラウザよりも先んじて新機能の開発や機能強化に取り組む姿勢を見せている。特にWindows 10におけるデフォルトブラウザがInternet ExplorerからMicrosoft Edgeになるという発表をして以来、そうした点を積極的にアピールするようになってきている。