米Twitterは6月11日(現地時間)、最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏が同職を退任することを発表した。同氏は取締役にはとどまるが、7月1日より創業者の1人であるJack Dorsey会長が暫定CEOを務める。
2013年11月に株式上場を果たしたTwitterは、広告収入こそ順調に伸ばしていたものの、アクティブユーザー数の伸び悩みから減速感を強めていた。ライバルと見なされていたFacebookとの差が開く一方で、InstagramやSnapchatのような新サービスの成長もあり、今年に入って成長戦略を遂行できる舵取り役を求める声がウォール街で高まっていた。
今後は取締役会が設置した特別委員会が、内外の候補を対象に新CEO選定作業を進める。同委員会は独立取締役のPeter Currie氏をリーダーとし、創業者の1人であるEvan Williams氏やベンチャー投資家のPeter Fenton氏を含む。