Imagination Technologies(IMG)とTSMCは6月9日、IoT向けIPサブシステムを開発し、両社の顧客に提供していくと発表した。
これらのIPサブシステムには高度に統合されたセンサ用ネットワークソリューションが含まれ、MクラスMIPS CPUと低出力Wi-Fi、Bluetooth Smart、6LowPanを実現する超低消費電力Ensigma Whisper RPUのほか、セキュリティを強化するマルチ・ドメイン・ハードウェアのOmniShieldとオンチップのRAMおよびフラッシュメモリが搭載されているという。また、ハイエンド向けには、IMGのPowerVRマルチメディアIP、MIPS CPU、Ensigma RPUとOmniShieldテクノロジーを組み合わせ、高度に統合されたインテリジェントな接続型の音声や視覚センサのリファレンスIPサブシステムの実現に向けた開発が進められているとする。
なお、これらの最適化されたリファレンス設計フローにより補完され、55nmから10nmまでのTSMCのプロセステクノロジーで利用が可能だという。