HGSTは6月9日(米国時間)、次世代のActive Archiveアプリケーション向けに10TBの記録容量を実現したHDD「Ultrastar Archive Ha10」の出荷を開始したと発表した。

同製品は、Host-Managed SMRとフィールド稼働実績に裏付けられたヘリウムを充填したHelioSealプラットフォームを組み合せることで、大容量と低電力の両立を実現したという。

また、200万時間のMTBF仕様、5年間の製品保証、1015回復不能ビットエラーレート、回転振動による性能低下を防ぐRotationalVibration Safeguard技術およびヘッドロード/アンロード回数60万回などを達成しており、Active Archive環境に最適なHDD製品であるとする。

なお、同製品は、その利点を生かすために、ホストアプリケーションにシーケンシャルな書き込みを行うように調整する必要があるとのことで、当面の間は自社内でソフトウェア開発が可能なクラウドおよびOEMストレージ顧客向けに提供していく予定だという。

10TBを実現したHGSTのHDD「Ultrastar Archive Ha10」