デルは6月9日、10/25/40/50/100GbEのマルチレートスイッチングに対応する1RUの固定フォームファクタスイッチ「Dell Networking Z9100」を発表した。
「Dell Networking Z9100」 |
「Dell Networking Z9100」は、プロプライエタリなIT環境からオープンな環境への移行を推進するというデルのコミットメントをさらに強化するオープン・ネットワーク・ソリューション。
「Dell Networking OS9」だけでなく、他社製のOSのゼロタッチインストールを可能にするため、ONIE(Open Network Install Environment)をサポートしている。
Cumulus Networks/Big Switch Networks/IP Infusion/Pluribus/Microsoft/VMware/MidokuraなどのネットワーキングOSやネットワーク仮想化ソリューションをサポート。将来を見据え、OpenFlowやOpenDaylightなどにも対応する。
特徴として、10-100GbEまで、マルチレートスイッチングの速度を柔軟に選択でき、投資サイクルを通じて効率的な運用が可能。
100GbEは32ポート(QSFP28)、50GbEは64ポート(QSFP+)、40GbEは32ポート(QSFP+)、25GbEは128ポート(QSFP+)、10GbEは128+2ポート(ブレイクアウトケーブル利用)、1GbEは専用アダプタによる接続となる。
Z9100は、高密度環境で多様なスイッチングレートが求められるクラウド、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、Web2.0アプリケーションなどの要求の厳しいワークロード向けに設計・開発されており、ビッグデータ分析や高パフォーマンス/低レイテンシ性能が求められる環境において、真価を発揮するという。
なお、「Dell Networking Z9100」は2015年後半に提供開始される予定。