PFUは6月8日に、業務用イメージスキャナ「fiシリーズ」と個人向けイメージスキャナ「ScanSnap」に、e-文書法(電子帳簿保存法)に定められた画質を簡単に満たせるスキャン機能を搭載することを発表した。6月29日より、Webアップデートで順次提供する予定となっている。

2015年9月30日にe-文書法の要件が改正され、領収書や契約書などの全ての税務関係書類を電子化してデータ保存することで原本を廃棄することができるようになる。

同社では、「fiシリーズ」に対しては、fi-60Fを除く全機種にe-文書法に定められた画質を満たす設定ファイルを搭載するという。

「ScanSnapシリーズ」に対しては、iX500にのみ搭載していたe-文書法対応モードを全機種に拡大予定。Scanボタンを押すだけで、e-文書法に定められた画質条件を満たすイメージを作成することができようになるという。また、契約書の読み取りに適したオーバーヘッド型スキャナ「ScanSnap SV600」に、専用の「一体型原稿台」を新たに販売する。SV600に一体型原稿台を装着することで、オーバーヘッド型スキャナでもe-文書法の要件に合った画質でのスキャンが可能だという。

「ScanSnap SV600」に「一体型原稿台」を装着したイメージ

一体型原稿台の価格は12,000円(税別)となっている。6月8日より発注可能で、出荷は6月29日からの予定となっている。