チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは6月5日、産業用制御システム(ICS)向けの包括的なセキュリティ・ソリューションを拡充するセキュリティ・ゲートウェイ・アプライアンス「1200R」を発表した。

セキュリティ・ゲートウェイ・アプライアンス「1200R」

このアプライアンスは、環境や遠隔地での導入用に専用設計された堅牢な最新セキュリティ・ゲートウェイ・アプライアンスでSCADAのトラフィックの完全な可視化ときめ細かい制御を実現してネットワークやデバイス、論理プロセスへの攻撃を防ぐ。

1GbEポートを6基搭載しており、ファイアウォール・スループット2Gbpsを実現するほか、Modbus、MMS、DNP3、IEC60870-5-104、IEC61850、ICCP、OPC、BACnet、Profinet、Siemens Step7など多数のICS/SCADA固有のプロトコルに対する広範なサポートを行っている。

また、コンパクトなフォームファクタ、ファンレスで可動部品を排除した先進的な設計により、-40℃~75℃の過酷な温度環境でも動作している。なお、最も厳格な規制であるIEC61850-3、IEEE1613、およびIEC60068-2に準拠している。これにより、SCADAネットワークのきめ細かい可視化と制御や、SCADA対応の脅威検出および防御技術の実現が可能になる。