サイバーセキュリティ領域において国内で研究開発活動を展開しているFFRIは6月4日、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」シリーズのVersion 2.6をリリースしたとを発表した。
FFR yaraiは、従来のセキュリティ対策で用いられているシグネチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を複数のプログレッシブ・ヒューリスティック技術を採用。様々な角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御する。
最新版では、同社が2015年4月にリリースした個人PC向けセキュリティソフト「FFRIプロアクティブ セキュリティ」と同等のエンジンを搭載し、未知マルウェア対策を強化した。
さらに、ネットバンキングの不正送金を行うMITB(Man in the Browser)マルウェアに特有の特徴を検知するロジックを追加。その他にもユーザビリティや管理機能の強化・改善を図っているという。