マクラーレン・オートモーティブ(マクラーレン)は6月4日、都内でイベントを開催し、マクラーレン・スポーツシリーズ McLaren 570S Coupe(570S Coupe)および McLaren 540C Coupe(540C Coupe)を日本で初めて披露した。

McLaren 570S Coupe(手前)とMcLaren 540C Coupe

デサインディレクターのロバート・メルヴィル氏。「スポーツシリーズに携わる事ができて非常にうれしく思う。少年時代の夢が叶えられたようだ。」と興奮気味に話していた。

McLaren 570S Coupeおよび McLaren 540C Coupeは、マクラーレンがこれまでモータースポーツ界で培ってきたテクノロジーを搭載すると同時に、スーパーカーを操っているときの高揚感をスポーツカー・セグメントで味わうことのできる初のモデルとなる。

570S Coupeはその名が示す通り、570PS(562bhp)の最高出力と軽量化構造により、434PS/tonというクラス最高レベルのパワー・ウェイト・レシオを達成した。加速性能は0-100km/hまで3.2秒、0-200km/hまで9.5秒で到達する事ができ、最高速度は328km/hを誇る。リアにフライング・バットレスを取り入れて、ダウンフォースを強化するとともに、冷却効果を高める複雑なデザインをドア・シェルに採用した。

一方の540C Coupeは、570Sと同様に、カーボンファイバー製のモノセルIIシャーシーが特徴で、キャビンへの乗降性を含めた日常での使い勝手に重点を置いたデザインとなっている。3.8Lのツイン・ターボV8エンジンをミッドシップに搭載し、7500rpmで540PSの最高出力、3500-6500rpmで540NMの最大トルクを発生させる。加速性能は0-100km/hまで3.5秒、0-200km/hまで10.5秒で到達し、最高速度は320km/hとなっている。

価格は570S Coupeが2556万円、540C Coupeが2188万円となっている。