エムディーエスは3日、同社が取り扱うステーショナリーブランド「モレスキン」より、アドビ システムズとコラボレートしたデジタルノートブック「アドビ スマートノートブック クリエイティブクラウドコネクテッド」を発表した。同日より直営ショップ「モレスキンアトリエ」および公式オンラインストアで先行発売する。価格は3,420円(税別)。なお、一般発売は7月1日となる。
本製品は、アドビのクラウド型クリエイティブツール「Adobe Creative Cloud」と無料のiPhoneアプリ「Moleskine Creative Cloud Connected app」を連動することにより、ノートに描いたイラストやスケッチのアナログデータを、デジタルデータとして取り込むことができる新発想のノートブック。アプリを起動し、対象となるイラストなどを撮影するだけで「jpegファイル」とベクターイメージ用画像データの「svgファイル」に変換され、変換されたデータはPhotoshopやIllustratorで編集することができる。
専用のアプリは、各ページの四隅に配したマーカーを認識し、取り込み対象のサイズや遠近感、ゆがみなどを自動的に検知し補正を行う。Creative Cloudとアプリを同期することで、撮影した大量のファイルもクラウド上で一元管理できるようになり、データの引き出しや編集も容易という。
ノートのカバーはオイルクロス仕様で、波形模様のデボス加工が施された。ゴムバンドと栞ひも、最終ページに配した拡張ポケットのマチ部分はアドビのキーカラーである赤で統一され、中紙は通常のモレスキンノートより厚みがある紙を採用。スケッチブックに描いているような描き心地で、自由にアイデアを記録できるとのこと。カラーはブラック、サイズはラージサイズ(W130×H210mm)で、使用説明書が1枚付属する。