仏Criteoの日本法人となるCRITEOは6月2日、リブセンスの運営する転職サイト「ジョブセンスリンク」にクロスデバイスソリューションを導入したことを発表した。

同広告ソリューションは、広告主から提供されるユニークな匿名識別子を用いることにより、ユーザーがCriteoネットワーク全体で複数のデバイスにまたがっていても正確に識別することが可能。これにより広告主は、自社で保有する豊富なデータを複数のデバイスにわたり活用し、広告のパーソナライゼーションとレコメンデーション精度を向上させることができる。

デバイスターゲティングに課題を抱えていたジョブセンスリンク

今回導入に至ったジョブセンスリンクは、2008年にサービスを開始した正社員・契約社員の求人を専門とする成功報酬型転職サイト。2014年9月よりCriteoのパフォーマンスディスプレイ広告を採用しており、コンバージョン数の大幅な増加や、3倍から4倍となるCTR(クリック率)の向上など実現したほか、運用面においても、自動で配信をチューニングするCriteoの最適化エンジンを評価しているという。

ジョブセンスリンクによるCriteoソリューションの導入事例イメージ

一方で、ラストクリックのデバイスを偏重するデバイスターゲティングに課題を抱えており、各ユーザーのネット上における一連の行動を包括し、デバイスに拠らない人に紐付いた広告配信を行うことで、コンバージョンの増加が期待できると考え、クロスデバイスソリューションを採用した。