Momentumは5月29日、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、VOYAGE VENTURES、及び既存株主であるGMOベンチャー通信スタートアップ支援を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施したことを発表した。
同社は、広告配信ネットワーク向けにアドフラウド(広告詐欺)対策によるパフォーマンス向上を実現するプラグイン「Black Heron」と、広告主・広告代理店向けにアドフラウド(広告詐欺)対策機能・アドベリフィケーション(広告出稿におけるブランド保護)機能を提供する第三者配信ツール「Black Swan」を提供する。
同社のアドフラウド対策は、パフォーマンス(広告費用に対する成約数等の広告効果)改善を第一の目的とし、BOT(機械)への広告出稿のみならず、意図せず無効果広告出稿を生み出しているユーザーや媒体もアドフラウドと判定するという。
今回の資金調達により、サービスの強化や精度向上のほか、自然言語処理・機械学習を活かした新たなオンライン広告配信サービスの開発・展開を行っていく予定だ。
なお、同社は5月より、国内初となる「不正なオンライン広告取引の監視・対策」の提供を開始している。