コネクトは6月1日、Webシステム構築用スクリプト言語PHPのソースコード保護ソリューション「Zend Guard 7 日本語版」の販売を開始したと発表した。

「Zend Guard 7日本語版」では、特殊な機能によってPHPコードを読解不能な状態に変換し、さらに実行期限制限やライセンス認証機能を付加することにより、実行環境(Webサーバー、同時接続数、認証キー)を制限できる。

PHPは、80%以上のシェアを持つ世界で最も利用されているWebシステム構築用スクリプト言語で、SNSサイト、ECサイト、スマートフォン向けゲームサイトなどのインターネット上のサービスを実現するために利用されている。それと同時に、従来型のビジネスモデルである受託開発やパッケージビジネス、また、ルーターやIP電話交換機などの組み込み機器の管理機能にも使用されている。このような用途では、計算ロジック、業務ノウハウ、処理手順などが読み取られると、知的財産の流出やセキュリティの低下に直結するので、ソースコードが容易に参照できないようにする必要がある。また、パッケージビジネスでは、コピーによる不正使用の防止が重要な課題だ。

「Zend Guard 7日本語版」は、知的財産保護、セキュリティ対策を簡単な変換処理のみで実現。PHPコードを改変することなく、同製品のGUIまたはCUIの操作によって変換するだけで対策が行えるという。対応しているPHPのバージョンは、PHP 5.5~5.6。

同製品は年間ライセンスで12万円(税別)での提供となる。価格には1年間の製品の使用量/問合せサポート/アップデート版提供が含まれる。