アライドアーキテクツは6月1日、インターネットユーザーにおけるSNS公式アカウントからの情報取得に関して、約3,500名を対象にアンケート調査を実施した結果を公表した。
これは、2015年4月3日から4月14日に、Facebookアプリ「モニプラ」上でアンケートを実施し、有効回答数3,582名だった調査結果をまとめたもの。
調査によると、全体の77%が「現在、企業/ブランドのSNS公式アカウントから情報を得ている」と回答。男女別では、男性が71%、女性が83%で、女性のほうが情報収集ツールとして積極的に活用していることがわかる。また、年代別では30代女性が85%と最も高い割合を示した。
情報を取得しているSNS公式アカウントのジャンルに関しては、全体で「食品メーカー(58%)」がトップ。男女別では、男性は「家電メーカー(63%)」が女性の回答割合と約2倍の差をつけてトップ、次いで「食品メーカー(58%)」「酒造メーカー(47%)」であった。一方、女性は「化粧品(66%)」が最多、次いで「食品メーカー(62%)」「生活雑貨(49%)」であり、性別によってSNS上での情報収集の分野に違いがあることがわかった。
SNS公式アカウントから情報を得るようになったきっかけについては、「キャンペーンや広告が気になったから」と回答した人が67%となり男女ともに最多、次いで「もともと知っていて好きだったから(48%)」、「お得な情報があるから(44%)」。男女ともに20%が「購入を検討しているから」と回答しており、商品/サービスの購入前の情報収集ツールとして公式アカウントが活用されている状況がうかがえる。
SNS公式アカウントから情報を取得後「実際に購入した」のは全体の43%、さらに33%が「機会があれば購入したい」と回答し、今後の購入に前向きであることから、SNS上における企業/ブランドの情報発信が消費者の購買行動へ大きな影響を及ぼしていると、同社では考察している。
今後、SNS公式アカウントに期待している情報に関しては、「割引やキャンペーンなどのお得な情報(84%)」が最多、次いで「新商品や新サービスに関する情報(66%)」で、商品/サービスの具体的な情報が求められていることがわかる。なお、次点の「レシピやトリビアなどのお役立ち情報(30%)」は、女性の回答では41%であり、商品/サービスの「周辺情報」は特に女性から好意的に受け止められていると考えられる。