東京都・青山のワタリウム美術館は、115人のアーティストによる、約250点の幅広いジャンルの作品を一挙に展示する「古今東西100人展」を開催している。会期は9月13日まで(月曜休館、7月20日は開館)。開館時間は11:00~19:00(水曜は21:00まで)。入館料は大人1,000円、学生800円、ペア券が大人2人1,600円、学生2人1,200円。

バックミンスター・フラー 4D time lock, 1927-1929

ロバート・メイプルソープ 蘭, 1987

同展は、ワタリウム美術館の現代美術コレクションを中心に、115人のアーティストを選び、インスタレーション・立体・彫刻 およそ45点、絵画・ドローイング60点、写真90点、版画40点、映像作品5点、および記録映像の中から10点、これら約250点を一挙に展示するもの。20世紀から21世紀へ、アーティストたちとワタリウム美術館の軌跡を目にすることができる展示となっている。

また、関連企画として、展示作品250点の中から入館者が好きな作品を1点選ぶ人気投票を実施。毎週1~5位までを集計、ワタリウム美術館会場とホームページにて発表される。1位の作品はホームページの展覧会トップ画像にもなるということだ。さらに、作品アーカイブとして、作家115人と展示作品250点の解説を、9月13日までの期間限定で同美術館のホームページから閲覧することができる。

アンディ・ウォーホル フラワー, 1965

河原温 6 JUL. 1984

坂口恭平 Depression in ONOMICHI(部分), 2009

そのほか、関連イベントとして1992年から2007年まで15年開催した「現代アート大学」が復活。同イベントは、アーティストや評論家だけに限定したものではなく教育者やデザイナー、海外からのゲストなども迎え、幅広く現代アートをとらえてきた企画で、レクチャーやワークショップ、パフォーマンスなど、現代アートをより深く楽しむためのイベントが多数行われる予定。詳細は、古今東西100人展Webページに掲載されている。