日本IBMは5月28日、営業店174カ店の外訪営業する渉外課担当者とコンサルティング窓口担当者に合計1200台のタブレット端末を配備し、本格稼動を開始したと発表した。
北洋銀行では、CRMシステムとデータウェアハウスの導入により、今までシステム毎で個別に扱ってきた顧客情報を一元化し、顧客一人ひとりにあわせて、最適なタイミングで最適な商品やサービス提供。タブレット端末の活用により、顧客への提案力の強化や事務手続きの効率化を図る。
また、顧客の情報を安全に保護するため、端末に情報を残さないシンクライアント環境を利用し、セキュリティ強化と情報活用を両立する。さらに、マーケティング分析により、迅速に取扱商品や提供するサービスへ活かしていく。
システムの導入にあたっては、日本IBMのグローバル・ビジネス・サービスが国内外の金融業界向けの取り組みで培った実績をもとに技術支援。また、タブレット端末の接続はKDDIの技術支援を受けて、環境構築を行った。
新しいデータウェアハウスでは、膨大なデータ収集、分析を迅速に行う「PureData System for Analytics」、本部での柔軟な分析、戦略策定を支える「IBM Cognos」、高度な分析により的確なセグメンテーションを可能にする「IBM SPSS」、顧客情報の名寄せ、関連付けを柔軟に実現する「InfoSphere Master Data Management」を採用している。