シチズンホールディングスは5月28日、20代から50代のビジネスマン400人を対象に、生活時間の使い方について行ったアンケート結果を発表した。
これによると、睡眠・食事・勤務などの「必要時間」に関しては、勤務時間が平均で8時間26分と、調査を開始した1980年からの35年間において最も短い結果となった。
また、平日の睡眠時間は平均で6時間9分となり、5年前から7分増となったほか、30年連続の減少傾向から増加に転じた。一方、休日の睡眠時間は35年連続減の6時間58分で7時間を切る結果に。
これを受け同社は、「平日できないことを休日に行う、あるいは、休日のプライベートを充実させることに時間をかける人が増えているのではないか」と推測するという。
また、帰宅が遅くなる曜日に関しては、3人に1人の割合で「ない」と回答。遅い帰宅時間の定義では、午前様と呼ばれた「24時以降」という回答は1割未満で、「21時」との回答がトップとなった。
加えて、毎日自宅で夕食をとる人が半数おり、景気回復傾向と言われるものの「早帰り」や「内食化」の傾向が続き、生活様式の見直しや「働き方」に対する意識の変化が見て取れると分析する。
同様に、職場や取引先の人との「休日のお付き合い」の有無においても、半数以上が「ほどんどない」と回答。付き合いがあるとした人では、カラオケを含む外での食事会・飲み会が最も多く、次いで「ゴルフ」となったが、その割合は職場の人との参加が8.3%、取引先との参加が6.3%という結果となった。
なお、同調査は、4月17日~4月20日の間、インターネット調査会社を通じたサンプリング・集計により実施。対象は、全国の男性ビジネスパーソン400名で、内訳は20代・30代・40代・50代がそれぞれ100名ずつとなる。