PTCジャパンは5月26日、米PTCとServiceMaxが事業提携を結んだと発表した。

今回の提携は、両社が共同でマーケティングや販売を実施するほか、製品の連携を行うというもの。PTCでは、提供するサービスにおいてServiceMaxのクラウドベースフィールドサービス管理、実行、モバイル対応機能を実装する予定だという。

一方のServiceMaxは、PTCよりIoTプラットフォーム「PTC ThingWorx」の提供を受ける。顧客による遠隔型、予測型、提案型サービスの提供やアウトカムに基づくビジネスモデルの構築に役立てる。

また、PTCの高度な文脈対応型サービス情報・部品管理ソリューションの提供を受ける。PTCが持つ2万8000社のグローバル顧客ベースへのアプローチを可能となることで、販売チャネルをさらに拡大させる。

サービス部門は、両社のソリューションの統合により、契約上の権利、スケジュール、人的リソースの最適化、在庫管理、在庫計画、物流、文脈対応サービス情報、診断で構成される包括的サービス管理アプリケーション群の活用が可能となる。

米PTC社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ヘプルマン氏は「PTCと ServiceMaxは、サービスの提供を反応型から提案型、予測型に移行することで、企業の顧客との関係を変化させていくという共通のビジョンを有しています」とコメントしている。