ニールセンは5月26日、最新のインターネット利用動向を発表した。
利用動向は、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)」およびPC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)のデータを集計した。
インターネット利用者は、スマートフォンが2015年4月時点で4,832万人と5,000万人に迫る勢い。2013年度の41%と比較すると劣るものの2014年度も19%増と継続的に増える傾向にある。一方で、PCでのインターネット利用者は5,100万人で、2014年7月以降横ばいに推移している。同社は、ネット接続の数だけを見ると、2015年の冬ごろスマートフォンがPCを上回ると予測している。
性年代別の伸長率は若年層の増加率が低下し、代わって高年齢層での伸長率が高まった。特に「50代以上の女性」で57%増(112万人増:2015年4月で309万人)、次いで「50代以上の男性」で32%増(155万人増:2015年4月で646万人)と増加率が大きかった。
1日当たりのネット接続時間の平均は、スマートフォンが1時間48分利用され、前年同月比より8分(7%)増。PCでは54分で、前年同月比3分(5%)増とほぼ横ばいとなった。
性年代別のネット接続時間は、「29歳以下の女性」がスマートフォンの最も利用時間が長く、1日あたり2時間24分利用。次いで「30代の女性」の利用時間が長く、1時間52分となっていました。全体では、女性が男性よりも長く利用する傾向があることがわかった。
カテゴリの利用状況に目を向けると、2014年にスマートフォンからの利用時間が最も増加したのは、動画や音楽、ゲームなどが含まれる「エンターテイメント」カテゴリで、2015年4月では前年同月と比べると月間3時間13分の増加。特にゲームの利用時間の増加がこのカテゴリの増加の主要な要因となった。
また、電子メールやLINEなどが含まれる「コミュニケーション」カテゴリについても月間1時間16分の伸びとなった。