「攻めのIT経営銘柄」のロゴ

東京証券取引所と経済産業省は5月26日、日本経済応援プロジェクト「+YOU(プラス・ユー) ~一人ひとりがニッポン経済」の活動の一環であるテーマ銘柄として、東京証券取引所の上場企業から、IT活用に戦略的に取り組む企業18社を「攻めのIT経営銘柄」として公表した。

「攻めのIT経営」とは、ITの活用による企業の製品・サービス開発強化やビジネスモデル変革を通じて新たな価値の創出やそれを通じた競争力の強化を目指す経営を指す。

日本企業では、社内の業務効率化・コスト削減を中心とした「守り」に主眼が置かれる場合が多いことに対し、米国などで高い収益を上げている企業では、「攻めのIT経営」を積極的に行っているという。

東証は中長期的な視点での企業価値向上に関する新たな投資観点を提供するため、経済産業省と共同で、東証上場会社の中から「攻めのIT経営」に積極的に取り組む企業を選定したとしている。

今回、「経営計画における攻めのIT活用・投資の位置づけ」「攻めのIT投資の企画に関わる社内体制およびIT人材」「事業革新のためのIT活用」「IT投資の成果および事後評価の状況」「攻めのIT投資のための基盤取り組み」という指標に基づき、審査が行われた。

「攻めのIT経営銘柄」選定企業一覧

銘柄コード 企業名 業種
1928 積水ハウス 建設業
2502 アサヒグループホールディングス 食料品
3402 東レ 繊維製品
7947 エフピコ 化学
5108 ブリヂストン ゴム製品
5411 JFEホールディングス 鉄鋼
6301 小松製作所 機械
6501 日立製作所 電気機器
7201 日産自動車 輸送用機器
7731 ニコン 精密機器
7862 トッパン・フォームズ その他製品
9532 大阪ガス 電気・ガス業
9020 東日本旅客鉄道 陸運業
9467 株式会社アルファポリス 情報・通信業
8031 三井物産 卸売業
8316 三井住友フィナンシャルグループ 銀行業
8766 東京海上ホールディングス 保険業
8439 東京センチュリーリース その他金融業