IoT企画会社のWHITEは、ダンボール製のVRゴーグル「Milbox」(みるボックス)を日本のAmazonで販売を開始するとともに、全天球パノラマ動画から簡単にVR用コンテンツを制作できるMilbox公式アプリのAndroid版の配布、および公式CGキャラクターの提供を開始したことも合わせて発表した。「Milbox」のAmazon販売価格は1,000円。公式アプリは無料。

ダンボール製のVRゴーグル「Milbox」(みるボックス)

「Milbox」は、スマートフォンを使って本格的なVR(バーチャルリアリティ)を楽しむことのできる新商品。本体の素材は丈夫で軽いダンボール製で、気軽に持ち運ぶことができる。VRは立体視が可能な二眼レンズ(サイドバイサイド)方式を採用し、没入感のあるVR体験が可能となっている。本体サイズは152×107×81(mm)、対応するスマートフォンのサイズは147×76×8(mm)。重さは63g。ちなみに、初期ロットには特製シールが同梱されているとのことだ。

また、Milbox公式アプリは全天球パノラマ動画を二眼レンズ(サイドバイサイド)方式に変換して再生するビューアーで、自身で作成したものやWebサイト上にある全天球パノラマ動画から簡単にVR用コンテンツを作成することが可能だという。なお、現段階ではアンドロイド版のみ提供されており、iOS版は近日公開予定とのこと。

公式アプリを使って全天球パノラマ動画を二眼レンズ方式に変換した際のアウトプットイメージ

公式CGキャラクター「九十九みる」を使ったVRイメージ

さらに、 VRコンテンツの制作を試みるクリエイター向けに、Milboxの公式CGキャラクター「九十九みる」(つくもみる)の3Dデータの提供を開始した。データ形式はUnity形式データとMMD形式データ(素材)の2種類が用意され、すべてのクリエイターが自由に利用してコンテンツを開発できる。同キャラクターはMilbox公式サイトからダウンロードできる。