広島県・中区の広島県立美術館は、原画や映像など様々な角度から、藤子・F・不二雄の世界を紹介する「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」を開催する。会期は7月18日~9月6日。開館時間は9:00~17:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで、7月18日は10:00から)。料金は一般1,200円、高・大学生1,000円、小・中学生600円。
同展は、46年に及ぶまんが家生活の中で、ドラえもん、パーマン、エスパー魔美、オバケのQ太郎など、数々の人気キャラクターを生み出し、こどもたちのために、SF(すこしふしぎ)な物語を描き続けた藤子・F・不二雄の生誕80周年を記念して制作された展覧会。原画や、少年時代に藤子不二雄Aと手描きで制作した自作まんが冊子「少太陽」をはじめ、室内型4Dプロジェクションマッピングを体感できる「SF(すこしふしぎ)シアター」、体験型フォトスポット「なりきりキャラひろば」などで、作品世界を体感することができる。
展示内容の詳細は、「原画の部屋」コーナーにて「ドラえもん」、「オバケのQ太郎」、「パーマン」、「ウメ星デンカ」などの第1話を中心とした貴重な原画を展示。ほかにも、カラー原画やSF短編の扉絵特集コーナーなど、さまざまな作品を見ることができる。また、「オバケのQ太郎」の初期のモノクロアニメも上映される。また、藤子・F・不二雄が藤子不二雄Aと少年時代に制作した、貴重な自作まんが冊子「少太陽」が展示される。この冊子は、手彩色のカラー表紙に始まり、長編まんが、短編まんがをはじめ、絵物語、小説、さらには次号予告、広告、読者欄まで、全て手描きで制作されており、今回は、オリジナル冊子が展示されるほか、5月号と新年特大号の全頁を画像で鑑賞することができるようになっている。
また、藤子・F・不二雄の仕事場をイメージした部屋に4Dプロジェクションマッピングを投影するアトラクション感覚の体感映像シアター「SF(すこしふしぎ)シアター」や、作品世界に入って、人気キャラクターと一緒に撮影できる体験型フォトスポットが用意されるなど、見るだけでなく体験して楽しむことができる展覧会となっている。
そのほか、関連イベントとして、人気キャラクターとの握手会が開催される。開催日はドラえもんが7月18日・7月25日・8月12日、パーマンが7月19日・7月26日・8月29日、オバケのQ太郎が7月20日・8月11日・8月30日となっている。開催時間は各日、9:30、11:30、15:00の3回(7月18日と7月25日は11:30と15:00の回のみ)。各回先着50名で、30分前より1F受付で整理券が配布される。また、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで同展のPRに協力できる一般の観覧者は、7月24日17:00~19:30に限り同展へ無料で招待されるウェブレポーター企画も開催される。