三井情報(MKI)は5月22日、経費管理ソリューションを提供するコンカーとアライアンス契約を締結したと発表した。今回のアライアンス契約により、MKIはコンカーの製品と自社のERPソリューションとの連携を視野に入れつつ、協同でのマーケティング活動などを通じて両社のビジネスを推進していくとしている。

コンカーは、企業向け業務SaaSベンダーとしては世界第2位の規模という米Concur Technologiesの日本法人であり、2011年2月に資本金4億円で設立した。同社は出張・経費管理の分野でグローバル・スタンダードという「Concur Travel & Expense」を提供している。

同社が提供する出張・経費管理ソリューションは多言語・多通貨・ローカル税制対応などのグローバル対応機能を装備し、換算レートを自動提案するといった特長があるという。また、リアルタイムで経費規定チェックを行う監査ルール機能や、各種の分析レポートで管理者側の機能も備える。

MKIは従来からSAP HANAに対応したERPテンプレート「MKI-Trade Suite」を展開する他、ERPのクラウド・サービス「MKI-Trade 1st」を2015年4月に提供開始し、これらを中心として各業務ソリューションの拡充を検討してきた。

今回のアライアンス契約により、MKIはコンカーの製品とMKIのERPソリューションとの連携を視野に入れながら、協同でのマーケティング活動および営業活動を行い、両社のビジネスを推進していくとしている。