ビジネス上ではビジネス以外の話が潤滑油になることがある。だが、仕事での公私のバランスは難しい。どこまで話したらよいのか、どの話題はタブーなのか……間違ってしまうと、潤滑油どころか致命傷になりかねない。
Incがビジネスの場でタブーな話題を「成功する人が職場で絶対にしない12のこと(原題:12 Things Successful People Never Reveal About Themselves at Work)」という記事で説明している。新社会人はもちろんのこと、知っていると思っているあなたもいま一度確認してみてはいかがだろうか。
職場が嫌だ
「職場が嫌い」「仕事が嫌」などの愚痴はビジネスの場では言わないように。家族、親しい友人にとどめておこう。ビジネス上の関係で自分の職場について悪くいうことは、社会人としての常識を疑われる。また、ネガティブな人という印象を植え付ける。
どんな話題であっても口にしないこと。人の口に戸は立てられぬとはよく言ったもので、あなたの上司の耳に入る可能性もある。
"あいつはできない"などと話す
職場には色々な人がおり、得意不得意、能力、スキル、長所もさまざまだ。
自分の同僚ができないなどと言うことで、自分の株を上げようと思っているのであれば、やめた方がいい。あなたがミスをしたときに痛いしっぺ返しがくる覚悟ができていないなら、人の批判はやめよう。
ライバルを名指しする
ライバルや目標を持つのは素晴らしいことだが、それを大っぴらにするのはやめた方が良い。また、どうしてあの人はこの役割を任されているのかといった話題もすべきではない。
自分の成功だけではなく、チーム全体、会社全体の成功を考えて、他の人の手柄を喜べるようになろう。
冗談はほどほどに
冗談の許容度は人によってことなる。自分では笑いをとるつもりでも、相手には突き刺さる言葉がある。性的なことや体格に関すること、年齢に関することなど間違いなくNG。
こちらから見るとたわいのない仕事上のミスでも、本人は気にしているかもしれない。「あのときさあ?、なんであんなことしたの?」などと話題にしないほうが無難だ。
Facebookはビジネスでは利用すべきでない?
Facebookは元々、プライベートライフを共有することを目的にしたサービスだ。
週末に何をしていたか、有給にどこに行ったか、会社を早目に退社してどのレストランに誰と行ったかのかなど、Facebookによく出てくる話題だが、相手によってはそのような状況を知らせることが適切ではないことがある。
投稿の共有範囲を設定できるが、ミスを未然に防ぐためにはFacebookは仕事の人間関係では利用しないと決めるのも良いだろう。ビジネスのソーシャルネットワークはlinkedinをというのが欧米では一般的だが、日本でもlinkedinはじわじわ広がりつつあるようだ。 試しに登録してみてはいかがだろう。案外知ってる人がたくさんいるかもしれない。
人の過去についての話
Facebookと同じで、前職でどうだった、学生時代はどうだったといった話もしないこと。
誰にでも過去はあり、知られたくないことがある。同じく、自分の過去の自慢もしない方が良い。昔の自分の自慢は、一般的にあまりかっこよいものではない。