デージー・テクノロジーズは5月21日、エリアマーケティング向けにチェーン店などの店舗データを短期間に収集・更新して提供するサービス「dgCollect(デージー・コレクト)」を6月1日から開始すると発表した。

同サービスでは、チェーン店ごとの店舗情報を2カ月ごともしくはリアルタイムにて収集し、データベースに蓄積。GIS事業等を行う企業向けに、店舗名や住所、電話番号、緯度・経度情報などの文字データとして提供する。

また、エリアマーケティングを行うエンドユーザーを対象に、同社のマッピングシステムdgMapServerやユーザーが運用中の電子地図上へマッピングし提供することも可能だ。

「dgCollect」サービスイメージ

提供プランは、1年に4回までデータを利用できる年間契約と、依頼を受けてから1~2週間でその時点の最新データを報告する「dgCollect Express」から選択でき、両プランともに価格は10万円(税別)~となる。

なお、同社によると、エリアマーケティングで利用される店舗の出店状況などは、1年に1回発刊される年鑑などの資料やタウンページなどをもとに提供されており、正確な出店実態の反映は難しく、マーケティングデータとしての信頼性が薄いという課題があったという。今回のサービスにより、出店状況を更新する頻度を改善し、エリアマーケティングの精度向上に貢献したい考えだ。