PTCジャパンは5月21日、エンタープライズIoT(モノのインターネット)アプリケーションのプラットフォーム「ThingWorx」のバージョン6.0を発表した。

最新版は、企業がソリューションを従来不可能と考えられていた水準まで拡張するツールや機能を提供し、安全なソリューションを高い操作性を維持しながら適切な形で展開、拡張することを可能にする。

ThingWorxバージョン6.0では、新たなデータストアSDK(ソフトウェア開発キット)がプラグイン可能なモデルに対応。これにより、ThingWorxやパートナー各社は新たなデータストアとのネイティブ連携が可能になり、固有のパフォーマンス、拡張性、セキュリティ、インフラの要件に対応する。

ThingWorxはこのモデルを使用してハイパースケールランタイムデータや将来導入されるデータストアを管理するApache Cassandraを提供し、大規模から小規模まで様々な展開シナリオに応用できる。

また、大量ランタイムデータのデータストアを提供。この新たなランタイムデータストアにはApache CassandraベースのDataStax Enterpriseを使用する。これはIoT、ウェブ、モバイルアプリケーションに求められるパフォーマンスや可用性を実現するために開発されたデータベースプラットフォームで、最新のアーキテクチャを有するCassandraは、現代のダイナミックな処理負荷、大量のデータ、新たなビジネス上の要件により生まれるリレーショナルデータベースの課題に対応する。

さらに、マッシュアップ環境に新たなスタイリングオプションが加わり、ThingWorx Help Center Integration(ヘルプセンター連携)でトピックやAPI情報を検索する豊富な機能を用意。バリューストリームやデータテーブルのパフォーマンス改善、強化されたカスタム認証モジュールのサポート機能も追加した。

ThingWorxのユーザーインタフェース