米Googleは5月19日(現地時間)、モバイル端末上のGoogle検索にTwitterからのツイートを表示することを発表した。これは両社が今年2月に結んだ提携に基づくもので、Twitterはプレゼンスの強化を狙っている。英語版でスタートし、順次拡大していく予定だ。

ツイートがGoogle検索の結果に表示されるのは、モバイル(スマートフォンとタブレット)端末でのGoogleアプリとブラウザ上のGoogle検索。

例えば、米航空宇宙局(NASA)のツイートを探したい場合、「NASA」「Twitter」と入力すると、NASAの公式Twitterアカウントのツイートが表示されるという。あるいは、任意のキーワードを入力すると、それに言及したツイートを表示する。またハッシュタグ(#)を付けると、ハッシュタグ付きのツイートを検索できる。

ツイート検索と意識せず、ツイートが表示されるようになる

Google検索によるツイート表示は、2009年から2011年まで提供されていたが、提携終了により打ち切りとなっていた。Twitterによると、月間アクティブユーザーは3億200万人を数え、このうち8割はモバイルで利用し、1日平均5億件のツイートが行き交っているという。

ツイートの検索表示は英語版のGoogle.com(AndroidとiOS)およびモバイルブラウザでスタートし、他の言語にも拡大していくという。将来デスクトップ版での提供も計画しているとのことだ。なお、日本語版の知恵協についてグーグル広報部に問い合わせたところ「コメントできない」とのことだった。