デルは5月19日、要求の厳しいエンタープライズ・アプリケーション向けに設計したとする4ソケット/4Uのサーバ新製品「Dell PowerEdge R930」を提供開始した。最小構成価格は190万8,200円から(税別)。
新製品は、プロセッサあたり最大18コアの構成が可能な最新のインテルXeonプロセッサE7 v3製品ファミリーを搭載し、前世代モデルと比べて22%のパフォーマンスを向上させた。 72基全てのプロセッサ・コアを利用した場合、最大で6TB(64GB DIMMで構成)のDDR4メモリにアクセス可能で、最大8個の「PowerEdge Express Flash NVMe PCIe SSD」によりコンピューティングやメモリ、I/O全体のパフォーマンスを最適化するという。
また、インテルE7 RASの機能により、大量のデータ処理を必要とするミッション・クリティカルなアプリケーションを保護するとのこと。
同製品は96個のDIMMスロットと24台のハード・ドライブを備え、多種多様なワークロードの要件に対して容易に適応するとし、「Dell Fluid Cache for SAN」と連動させた場合、組織はトランザクション・パフォーマンスと、より多くの仮想マシンの稼働による生産性のさらなる向上を実現するとしている。これにより、ライセンスコストの削減やアプリケーションの高速化、計算処理能力の最適化が可能という。
管理機能である「Dell OpenManageポートフォリオ」は、エージェント不要のライフサイクル・コントローラ・テクノロジーを搭載した「Dell Remote Access Controller(iDRAC)」を内蔵しており、これを利用するとサーバのライフサイクル管理タスクをシンプル化し自動化するとしている。ユーザーは、ディプロイメントまでに要する時間を最大99%短縮可能とのことだ。