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Microsoftは5月18日(米国時間)、「Using Chakra for Scripting Applications across Windows 10」において、Windows 10ではChakra JavaScriptエンジンが利用できる範囲を拡大し、Microsoft Edge以外のアプリケーションからもこのエンジンを利用できるようにすると伝えた。
MicrosoftはWindows 8.1向けWindows SDKにおいて、Chakra JavaScriptエンジンをWindowsアプリケーションから利用できるようにするためのAPIであるJavaScript Runtime APIを提供していたが、このAPIは主にOutlook.comやAzure DocumentDBといったサーバでの利用を想定して公開されたものだった。Windows 10ではこの適用範囲を拡大し、さまざまなシーンでHTML/CSS/JavaScriptで開発したアプリケーションが動作するようになる。
JavaScriptはもともとWebページやWebアプリケーションで動作するプログラミング言語として発展したきたが、JavaScriptエンジンの高性能化に伴ってサーバサイド・アプリケーションを開発する目的でも使われるようになったほか、レンダリングエンジンの高性能化もあってGUIアプリケーションを開発する目的でも使われている。Windows 10でChakra JavaScriptエンジンを利用できるシーンが広がることで、ますます多くのアプリケーションがJavaScriptやHTMLの技術を使って開発されることになるものと見られる。