税理士向けクラウド会計・給与・税務システム「A-SaaS(エーサース)」を提供するアカウンティング・サース・ジャパン(ASJ)と、会計・経理アウトソースサービス「メリービズ」を提供するメリービズは5月15日に、業務連携を開始した。「A-SaaS」を利用している税理士事務所は、顧問先から預かった経理書類の入力(記帳)業務を「メリービズ」へ「A-SaaS」特別価格で委託できるようになった。

「A-SaaS」は、これまで税理士事務所内の専用サーバなどのハードウェアと一緒に購入する必要のあった会計・税務・給与システムとは全く異なり、パソコンとインターネット環境があればどこでも使える、クラウドベースの会計・税務・給与システム。すべてのデータは外部のデータセンターで安全に保管され、従来型の業務システムのように、税制変更などに伴うユーザー側でのバージョンアップ作業は不要。

「メリービズ」は、簿記や経理の知識を持つ在宅のスタッフをクラウドソーシング形式で活用することで、仕訳・記帳をデータ化するアウトソーシングサービスを提供し、中小企業の経理や会計業務などのバックオフィス業務をサポートしている。

今後両社は、データやアカウント連携も視野に入れて業務連携を進めていく構えだ。