東京商工リサーチは5月13日、2014年「全国社長 姓名」調査の結果を発表した。同調査は同社の企業データベース267万社(2014年12月時点)から、社長の姓名、ヨミガナなどを抽出し集計したもの。

社長の姓で最も多かったのは、前回調査に引き続き「佐藤」(3万4038社)だった。これに、「鈴木」(3万2594社)、「田中」(2万5909社)と続き、社長姓の「御三家」は3年前の調査と代わらずだった。

文字数では2文字が9割(構成比91.2%)を占め、1文字の姓で最も多かったのは「林」(1万2479社)で12位、3文字の姓で最も多かったのは「佐々木」(1万2262社)で13位だった

都道府県別では、北海道・東北では「佐藤」が多く、青森県だけが「工藤」が最多だった。関東では「鈴木」が目立ち、中部は「加藤」と「伊藤」、北陸・近畿・中国では「山本」と「田中」が双璧だった。四国はそれぞれで、徳島県が「近藤」、愛媛県は「村上」が最多で、九州は「田中」が多いが、宮崎県が「黒木」、沖縄県が「金城」など、もともと地域に根付いた姓がトップを占めたという。

同姓同名の社長で最も多かったのは「佐藤誠」の174社だった。2位以下は、「鈴木隆」(168社)、「鈴木茂」(151社)、「田中博」(136社)、「鈴木誠」(132社)、「佐藤博」(131社)の順となっている。

社長の名前カナ別で最も多かったのはダントツで「ヒロシ」(4万5533社)だった。第2位は「タカシ」の3万2102社、第3位は「ケンジ」の2万4425社となった。

2014年「全国社長 姓名」調査 資料:東京商工リサーチ