アウディ ジャパン(アウディ)は5月12日、プレミアムコンパクトカーAudi A1およびA1 Sportbackの装備、仕様を一部変更し、6月18日より発売すると発表した。
今回の改良、仕様変更では両モデルに新開発の直列3気筒直噴ターボ1.0 TFS1エンジンを新たに導入。同社にとって初めての3気筒エンジンとなり、最高出力95ps、最大トルク160Nmを発揮し、JC08モード年燃費は22.9km/lを達成した。また、2014年より導入した気筒休止システムCylinder on Demandを備えた1.4TFSIエンジンは140psから150psへと出力が向上。いずれのエンジンも7速Sトロニックを組み合わせ、新燃費基準である2020年度燃費基準を達成しているため、エコカー減税対象車となる。
エクステリアではヘッドライトやLEDテールランプ、前後バンパーやワイドになったシングルフレームグリルなどのデザインを変更、全長が20mm長くなりよりシャープで力強い印象となった。インテリアではアルミニウムルックやハイグロスブラックの装飾を増やし上質さを高めた。
また、電動パワーステアリングを新たに採用し、燃費向上と高い走行安定性を実現。1.4TFSI Cylinder on Demand には、アウディドライブセレクトを標準装備している。安全面では、衝突のあとに自動的にブレーキをかけて二次衝突の危険を防ぐマルチコリジョンブレーキが採用された。
さらに、新グレードとしてスポーツシートやスポーツサスペンションなどを備えた「Sport」を設定。これ以外にもA1シリーズならではのコントラストルーフやS lineスポーツパッケージなど数多くのオプションが用意された。車両本体価格はエントリーモデルが249万円となっている。