libsshチームは5月11日(現地時間)、「libssh 0.7.9|libssh」において、libsshの最新版となる「libssh 0.7.0」のリリースを伝えた。今回のリリースではOpenSSHが6.5からサポートを追加したed25519の実装が追加された点が注目される。以降、0.6系ブランチはセキュリティパッチの提供のみとなるため、既存のユーザはlibssh 0.7系へアップグレードすることが望まれる。
「libssh 0.7.0」の主な特徴は次のとおり。
- ed25519のサポート追加
- HMACにおけるSHA2アルゴリズムの追加
- バッファハンドリングのコード改善
- auth_none_functionに対するコールバックの実装追加
- ECDSA秘密鍵署名機能の追加
- 各種バグの修正
libsshはC言語で実装されたSSHライブラリ。SSHv1およびSSHv2プロトコルに対応し、クライアントとしてもサーバとしても利用できるよう機能が提供されている。libsshを使用することで遠隔からのプログラム実行、ホスト間でのファイルのコピー、通信トンネルの確立といった作業を実施できる。