ネットワンパートナーズは5月8日、IoTによるスマート・ファクトリーの実現に向けて、米シスコシステムズの産業環境向けイーサネット・スイッチの最新ハイエンド・モデルである「Cisco Industrial Ethernet(IE) 4000 シリーズ」を、パートナー企業経由で販売開始した。

新製品は堅牢性やリアルタイム性に加えて、従来の産業用イーサネット・スイッチではあまり重視されなかったという高帯域と高拡張性を備えると共に、IoT アーキテクチャを見据えた新しいネットワーク基盤を実現するとしている。

「Cisco IE 4000]は、Cisco IoTポートフォリオとの連携によるIoTアーキテクチャへの対応、産業用スイッチとしての堅牢性に加えて最大20個のギガビット・イーサネット・ポートの搭載、IEEE 802.1x認証やトラフィック暗号化などのセキュリティ機能と帯域制御機能、シスコ製スイッチの特徴的な管理機能、産業用 PoE/PoE+をサポートして接続するIPカメラやアクセスポイントなどへの電力供給といった特長を持つ。

Cisco IE 4000シリーズの外観

同製品の導入企業は、同社が提供するIoT対応ネットワーク基盤とパートナー企業のIoTシステム・ソリューションを組み合わせ、IoTアーキテクチャのもとで大量データを活用して生産環境をリアルタイムで最適化し、工場の生産性向上に向けた新しい取り組みを進めることができるとしている。